ソフトウェアテストの一つとして知られる「ユーザビリティテスト」について、目的や注意点などを解説していきます。
ユーザビリティテストとは、WEBサイトやアプリの使い勝手を改善するために行われるテストのことです。実際にユーザーに制作物を使ってもらって、作る側の視点からでは見えないような改善点を見つけ出し、現状の課題を浮き彫りにする手法として知られています。
ユーザビリティテストの大きな目標の一つは、ユーザー目線での課題を見つけたり、既存サイトやアプリ・競合との比較を行ったりというものです。基本的には少数の参加者で行われ、実際に設定したタスクに取り掛かってもらい、その後にレビューシートへの記入やヒアリングを通して意見を集めます。
現状の問題点をできる限り明確化するというのがユーザビリティテストの狙いです。ただ「使った感想」といった漠然とした意見を求めるのではなく、あらかじめチェックしたい項目や要点を明確にして洗い出しておくことが重要になります。
ソフトウェアテストの悩みは、そのほとんどが「品質・コスト・納期(QCD)」に関わる課題です。しかも早急に対応が必要なことが多いので、QCDの課題解決に長年携わってきた、実績の豊富な第三者検証会社に依頼するのがベター。このサイトでは、「テスト対象別」におすすめの3社を詳しく紹介しています。ぜひ以下のボタンからチェックしてみてください。
ユーザビリティテストを行うにあたり、以下のようなポイント・注意点を踏まえておきましょう。
ユーザビリティテストと言っても、調査の目的によって大きく2つに分けられます。テストの目的やねらいに合わせて、適した方法を選びましょう。
「定性的ユーザビリティテスト」は、課題の所在や原因を特定するために、必要になったらいつでも柔軟に行われています。少数の参加者を募って、デザインの変更中であっても行われるのが特徴。
「定量的ユーザビリティテスト」は、既存サイトやアプリの総括的な目的で行われます。プロセスの最初か最後の段階で、厳密にコントロールされた調査条件の中で行われています。
テスト対象となる製品やサービス、テストする内容に合わせてユーザーの条件を考えていく必要があります。性別・年代・ニーズなど…条件に合った人物を探し、指定した日時にユーザビリティテストに参加してもらうよう調整してもらいます。
また、ユーザビリティテストは最低5人で問題の約85%を発見できるとされているため、一度に大勢の協力を依頼するよりも、5人程度の小規模なユーザビリティテストを繰り返すのが効果的とされています。
やみくもに感想を集めるのではなく、あらかじめチェックしたいポイントを洗い出し、それを確認できるようなテストを作る必要があります。
例えばデザインや使い勝手、コンテンツとしての品質など…。目的に応じて評価項目やタスクを設定し、具体的な質問項目を考えましょう。
テスト実行のためには、工数や人的リソースが多く割かれます。これらの問題を解消するためには、第三者検証を専門で行う外部リソースを頼るのも効果的です。
外部リソースを活用するメリットとして、作り手側の視点では見落としや抜け漏れが生じるような部分もしっかりカバーし、専門家として適切なテストを効率良く行ってもらえるという点も挙げられます。
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