ソフトウェアテストの一つであるボトムアップテストについて、目的やメリット・注意点などを解説していきます。
システム内のモジュールを、最下位から上位への流れでテストする方法を「ボトムアップテスト」と呼びます。
まずは下位モジュール単体でのテストを実施し、そこで問題なければ上位モジュールと結合してテストを行うと言う流れが一般的です。まだ上位モジュールがテストできない状態の場合は、「ドライバ」と呼ばれる代替モジュールを用いてボトムアップテストが行われます。
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ボトムアップテストには以下のようなメリットとデメリット・注意点があります。
ボトムアップテストのメリットは、開発とテストを並行して同時に行える点です。開発を行いながらモジュールの機能を再検討・調整できるのが特徴。
システム全体が完成するまで、ボトムアップテストではプログラムが正しく作られているかが分かりにくいという注意点があります。
また、テストの数だけテストドライバを作り直す必要が生じる点もデメリットの一つです。
トップダウンテストは、上位モジュールから下位モジュールへの連携をテストする方法です。
不具合を早期発見できる反面、下位モジュールが未完成の場合には「スタブ」と呼ばれる代替モジュールを作成しなければならない点が手間になりやすい特徴があります。
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