ここでは、自社プロダクトの第三者検証を依頼する際の大事なポイントを紹介しています。自社プロダクトとは、文字通り自社で開発したシステムやソフトウェアです。外部委託ではなく自社のリソースだけで開発を行うため、自由度が高く全てを自社内で完結しやすいという特徴があります。
ただし、自社プロダクトの第三者検証を依頼するときには、以下のポイントを抑えておくことが大事です。
自社プロダクトは、自社で開発したシステムやソフトウェアであるため、品質評価も自社で行ったほうがいい…と考えがちです。確かに、自社プロダクトは、開発当事者が当該システムに詳しいという特徴があります。そのため、テスティングも自社で行う方が成果が出やすいと思うかもしれません。
しかし、当事者だからこそ、主観的な評価はできても、「客観的な評価」を下すのが難しいという面もあります。自社開発のプロダクトであるがゆえに、開発者目線の評価に偏りやすいからです。
そのため、自社プロダクトでテスティングを行う際は、客観的な評価が下せる第三者検証会社に外注することをおすすめします。
自社開発(自社プロダクト)の一特徴ですが、開発手法として、「アジャイル開発」を用いることが多いという事があります。アジャイル開発とは、複数の開発工程のうち、完成した部分から順にリリースしていくことができる開発手法です。全体を一気に仕上げる必要はなく、小単位で徐々に開発を進めていくことができます。
アジャイル開発は通常とは異なる開発工程となるため、品質確認もその仕様に沿って行わなければなりません。そのため、アジャイル開発による自社プロダクトのテストを外注する際は、アジャイル開発に詳しいテストエンジニアがいる第三者検証会社を選ぶ必要があります。
ソフトウェアテストの悩みは、そのほとんどが「品質・コスト・納期(QCD)」に関わる課題です。しかも早急に対応が必要なことが多いので、QCDの課題解決に長年携わってきた、実績の豊富な第三者検証会社に依頼するのがベター。このサイトでは、「テスト対象別」におすすめの3社を詳しく紹介しています。ぜひ以下のボタンからチェックしてみてください。
第三者による客観的な評価といっても、「内部の第三者」と「外部の第三者」があります。内部の第三者は、自社内の開発当事者ではないエンジニアです。これに対して外部の第三者とは、社外の第三者検証会社です。
自社プロダクトの第三者検証を実施するときには、内部ではなく、外部の第三者にテスティングを依頼することをおすすめします。内部の第三者による客観的な評価が可能であっても、自社製品である以上、主観的な評価に偏るリスクを完全に排除することは難しいです。
当該システムの開発に直接携わっていないものの、システム開発の専門的スキルを持った第三者検証会社に外注することで、正確かつ平衡のとれた品質評価を下すことができます。
システム・ソフトウェア開発は、「自宅開発」(自社プロダクト)と「受託開発」の2つに大別されます。システム開発ということでは同じですが、自社開発と受託開発では、特徴やメリット・デメリットがそれぞれ異なっているため注意が必要です。
テスティング依頼ではその点を踏まえ、自社開発の専門知識を持っている、もしくは自社プロダクトの検証実績が豊富な第三者検証会社に依頼するのがよいでしょう。
業者を比較するときには、各社の公式HPの導入事例をチェックすることで、自社プロダクトの検証実績を確認できる場合があります。
自社プロダクトは、開発者が自社のエンジニアであり、当該製品に詳しい反面、客観的な品質評価がしにくいデメリットがあります。そのため、自社で開発した自社プロダクトだからこそ、正確で客観的な品質データを得るために、外部(社外)の第三者検証会社にテスティング依頼するのがおすすめです。特に自社プロダクトの検証実績が豊富な会社を選ぶのがよいでしょう。
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