こちらの記事では、ソフトウェアテストを行う際に使用される「デシジョンテーブルテスト」について紹介していきます。テストの手法や注意点などについてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
まず「デシジョンテーブル」とは、「対象が取り得る条件」と「その結果の動作」を整理し、一覧にした表を指します。こちらの表を使うことにより条件と動作の組み合わせを整理でき、ロジックの理解を促すとともに抜けや漏れの防止にもつながります。
「デシジョンテーブルテスト」は、上記のデシジョンテーブルを使用し、テスト対象の条件と結果の組み合わせを整理し、それぞれの組み合わせをもとにしてテストケースを導きだす方法です。条件と動作が複数あり、さらに条件に応じて動作が変わるシステムの場合も、デシジョンテーブルを使用して整理することで、網羅性の高いテストケースの設計を行えるようになります。また、あり得ない組み合わせの導出によって、不要なテストケースの作成や実行の防止にもつながります。
ソフトウェアテストの悩みは、そのほとんどが「品質・コスト・納期(QCD)」に関わる課題です。しかも早急に対応が必要なことが多いので、QCDの課題解決に長年携わってきた、実績の豊富な第三者検証会社に依頼するのがベター。このサイトでは、「テスト対象別」におすすめの3社を詳しく紹介しています。ぜひ以下のボタンからチェックしてみてください。
ここでは、デシジョンテーブルテストの作り方について解説します。デシジョンテーブルの基本フォーマットと表記方法についてまとめました。
デシジョンテーブルは下記の内容から構成されます。
デシジョンテーブルを使用すると、ロジックを明確に表すことできます。
続いて、デシジョンテーブルの表記法についてご紹介します。デシジョンテーブルでは、条件や動作を整理するために記号を使用します。それぞれの意味は以下の通りです。
これらの記号を用いて、まず条件をデシジョンテーブルの上部に記入します。さらにその下に起こり得る動作の一覧を記入し、該当する動作に「X」を入れることで、デシジョンテーブルを作成できます。
条件・動作の数が増えると複雑になり、組み合わせの数も増える点に注意しなければなりません。もしあまりにも組み合わせが多い場合には、デシジョンテーブルを分けた形で記述します。
さらに、「起こり得ない組み合わせ」や「結果に影響しない列」がデシジョンテーブルに含まれるケースもあります。これらのケースを削除すると無駄なテストケースを省くことにつながります。組み合わせの数が多い時には不要な内容が含まれていないことの確認が大切です。
デジジョンテーブルを使用すると、さまざまな条件と結果の組み合わせを整理した上でテストケースを導きだせるので、テスト設計を行う上では必須のテクニックといえます。しかし、乗算的に多くの組み合わせが生じるので注意が必要です。
ただし、テストを実際に行う際にテスト要員が不足し、本来の業務を圧迫するような場合は、ソフトウェアの第三者検証会社へ相談することをおすすめします。
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