事前にテストケースを用意せずに行うソフトウェアテストの一つです。その場の思い付きで動作を検証することで、思いもよらない欠陥・不具合を見つけ出すことを目的に実施します。
子どもやソフトウェアに慣れていないユーザーは、開発者が予想できない操作をすることがあるでしょう。他のテストに加えてモンキーテストを実施しておくことで、思いがけないリスクを防ぐことに繋がります。
テスト計画や設計なども行わず、いきなり思い付きで始めるのがモンキーテストです。
でたらめにボタンやキーボードを叩く、画面上は何もない場所をクリックする、ボタンの連打や複数キーの同時押しなど様々な方法が用いられます。文字列や操作方法などに制限はありません。
テストではソフトについて何も知らない人や専門知識・技能のない人に、常識とはかけ離れた操作をしてもらいます。
テストケースが必要な通常のテストを行った後に実施します。プロジェクトの最終工程で実施されることがほとんどです。モンキーテストだけでは通常のバグに対処できないため、ソフトウェアの品質を確かめることはできません。通常テストのみでもあらゆるユーザーに対応できますが、モンキーテストと組み合わせることで弱点をカバーし合い、さらなる品質向上を目指せます。
想定できるエラーを十分に修正した後で、最後に「念を入れて」補足的に行われるのがモンキーテストです。
ソフトウェアテストの悩みは、そのほとんどが「品質・コスト・納期(QCD)」に関わる課題です。しかも早急に対応が必要なことが多いので、QCDの課題解決に長年携わってきた、実績の豊富な第三者検証会社に依頼するのがベター。このサイトでは、「テスト対象別」におすすめの3社を詳しく紹介しています。ぜひ以下のボタンからチェックしてみてください。
モンキーテストには以下のメリット・デメリットが挙げられます。
テスト項目の実施だけでは見つからない意外なバグを見つけられる点がメリットです。ランダムな操作による検証のため、仕様書の漏れが原因で起こるバグの発生を防止できるでしょう。
またテストケースを必要とせず迅速なフィードバックも可能なため、工数を節約できる点もメリットとして挙げられます。準備期間も必要ないため、コストの削減にも繋がるでしょう。
発見したバグの再現が難しいという点がデメリットです。対策としてツールを用いて画面録画・ログの記録を行うようにしましょう。
モンキーテストは何時間かけてもバグが見つからないこともあります。実施時間を決めて行うと良いでしょう。
事前にテストケースを用意しないテスト手法として以下のテストも挙げられます。
テストケースを用意せずに行いますが、最低限ソフトウェアの知識があるテスターが行うという点でモンキーテストと異なります。ランダムではなく、トラブルに結び付きやすい操作を優先的に行うといったある程度の目的も定めてから行われます。
直前のテスト結果から次に必要なテストを探っていくためのテストです。テスターが必要だと考えたテストの設計と実施を繰り返します。テスターの経験や知見に基づいて行われるため、テスターには高度なスキルが求められます。
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